ヤスラボキックオフMEET UP開催レポート
2025年春オープン予定の、旧町工場をリノベーションした開発技術新拠点「ヤスラボ」開設予定地で、ヤスラボキックオフMEET UPを開催しました。予想を遥かに上回る大盛況だったヤスラボキックオフMEET UPの様子をご紹介します。
ヤスラボについてはこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
創業56年目の挑戦!新事業「ヤスラボ」の立ち上げとクラウドファンディング実施のお知らせ
本イベントはヤスラボのオープンに向けた第一歩として、リノベーション工事直前の開設予定地を活用して開催しました。ヤスラボのご紹介や、地域・業界の方々とのつながりを深める機会として企画したところ、ゲストの皆さま、ヤスラボを支援・応援してくださる皆さまが大勢お越しくださり、会場が人で溢れるほどの大盛況でした。
前半は安久工機の田中宙よりヤスラボの概要をご紹介し、その後ゲストの三宅秀道先生、松田和久さん、波田野 哲二さんを交えてトークイベントを実施しました。後半には集まっていただいた皆さまで盛大な懇親会を行いました。
トークイベント「イノベーションも義理人情」
前半では、ヤスラボのビジョンや取り組みについてご紹介した後、以下のゲストの皆さまとともに「イノベーションも義理人情」をテーマにトークイベントを開催し、ディスカッションを行いました。
- 三宅秀道先生
専修大学経営学部准教授。
「新しい市場のつくりかた」著者。専門は商品企画論、ベンチャー企業論、ファミリービジネス論。 - 松田和久さん
デザイン事務所UKAW代表。
一級建築士。大森東の古町工場をリノベした長屋型アトリエ「TAIRU」を運営。ヤスラボのデザインと設計を担当。 - 波田野 哲二さん
ハタノ製作所代表。「人を繋ぐ溶接工」。TIG溶接を主とした金属加工を行う。「ねじのどうぶつ#ネジマル 」がヒット。ヤスラボ入居者の一人。
MEET UPではファシリテーターを担当。
ディスカッションは「そもそもイノベーションとは何か?」という問いから始まり、「イノベーションを生み出すためにはどうすればよいか」「大田区でイノベーションを起こすためにはどのような視点が必要か」など、さまざまな観点から意見交換がなされました。
また、デザイナーである松田さんとの出会い、ヤスラボのデザインや設計を依頼するに至った経緯、そしてヤスラボの概要やビジョンを聞いた松田さんが感じたことなどについてもお話いただきました。
三宅先生からは、「松田さんとのやり取りのように、最初はふわっとしたイメージやビジョンを互いに共有し、徐々に共感を深め、具体化していくプロセスこそが、まさにイノベーションが起きる瞬間である」とコメントをいただきました。その上で、この「ふわっと」を持つこと、また他者の「ふわっと」に入り込むことがイノベーションを起こす上では重要だとお話くださいました。
この「ふわっと」した状態でも、また相手のことをまだよく知らない段階でも、互いの人間性を担保にして貢献しようというペイフォワードの精神がまさに「義理人情」なのかもしれません。
「オープンイノベーション」というと”技術と技術の融合”と思われるかもしれませんが、実はその前にはヒトとヒトとの関わりが存在します。
ヤスラボはアントレプレナーシップとバイタリティにあふれた、オープンでポジティブで誠実なクリエイターたちの集う場であり、「ヒトから始まるオープンイノベーション」が生み出される場になるのかもしれません。
また三宅先生からFacebookでコメントをいただきましたので、こちらもぜひご覧ください。
懇親会でもイノベーションの種蒔きが
イベントの後半ではお集まりいただいた皆さま同士の交流を深める懇親会を実施しました。ヤスラボ開設予定地の雰囲気を感じていただきながら、リラックスした雰囲気の中で交流が行われました。
普段は接点の少ない異業種の方々同士でも話が盛り上がり、予想を超える賑わいとなりました。今回の懇親会を通じて新たなつながりが生まれ、ヤスラボはもちろん、参加者同士の間にもイノベーションの種がまかれたように感じています。
さらに参加者の皆さまから、
「この場所がどう生まれ変わるのか、とても楽しみです!」
「ヤスラボのビジョンを聞いてワクワクしました。応援しています!」
など、多くの温かい応援のお言葉をいただきました。皆さまのご期待にお応えできるよう、今後も精一杯取り組んでまいります。ヤスラボのオープンを楽しみにお待ちください!
ヤスラボ、ここから本格始動!—ここをモノづくり天国にする
ヤスラボキックオフMEET UPにお越しいただきましたゲストの皆さま、企画・運営・ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
「ヒトから始まるイノベーション」の予兆を既にひしひしと感じています。誠実でポジティブで、アントレプレナーシップとバイタリティに溢れる人達が集うとこんなことになるのかと。
ここからが本当のスタートです。
私達は「群れること」ではなく「実現すること」にこだわります。
「支援すること」ではなく「相互成長すること」を目的とします。
共存・共創・共栄を体現するベンチャーフレンドリーのシンボル、モノづくりの街のランドマークになるような場を皆さんと一緒に作っていきたいです。
5月のフルオープンまでもう少しお待ちください!!
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