「HUAP Tokyo Conference」学生一行が来訪 “日本の製造業を知る”大田区ツアーを企画・実施しました

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2025/04/25

「HUAP Tokyo Conference」学生一行ツアー企画に協力しました

2025年3月、ハーバード大学および東京大学の学生による国際交流プログラム「HUAP Tokyo Conference」の一環として、「日本の製造業を知る」をテーマとした大田区ツアーが開催されました。安久工機は本企画に協力し、当日のツアー帯同および複数会場の調整を担当いたしました。

今回のツアーには、米ハーバード大学の学生と東京大学の1年生、計20名以上が参加。モノづくりの現場に直接触れながら、日本の中小製造業の魅力と挑戦について理解を深める貴重な機会となりました。

 

安久工機見学&ディスカッション

まず一行が訪れたのは、当社・安久工機です。試作機器の実物を見学いただいたほか、長年取り組んできた人工心臓の開発支援事例などをご紹介しました。学生の皆さんにとって、「試作開発を専門に担う企業がある」という事実そのものが新鮮だったようで、熱心に質問をいただきました。

特に、研究開発の縁の下を支える現場の知恵や、小規模で行うからこそ可能になる柔軟な対応の価値について、強い関心を寄せていただいたことが印象的です。見学を通じて、実際に自分たちの研究と連携できないかといったご相談もいただきました。

 

桂川精螺製作所見学&ネジづくり・YAOKI体験

続いて訪問した桂川精螺製作所では、学生たちが機械を操作しながらネジづくりに挑戦。完成したネジはキーホルダーに加工し、お土産としてお持ち帰りいただきました。多くの学生が「初めてのモノづくり体験」を楽しんでおられました。

またこの日は、桂川精螺製作所が支援している株式会社ダイモンの広報担当者より、月面探査モビリティ「YAOKI」プロジェクトの紹介も行われました。住宅街に佇む町工場から月へ挑戦するロボットが生まれた背景に、学生たちは目を輝かせていました。YAOKIの操作体験や、無重力環境を再現した運転実験の映像には歓声も上がり、会場は大いに盛り上がりました。

 

HiCity見学およびTerminal0視察

午後は、羽田イノベーションシティ(HiCity)へと移動。日本空港ビルデング株式会社のご協力により、空港課題の解決に向けた実証施設「Terminal0」を見学しました。現地では、顧客満足度向上に向けた先進的な開発事例を紹介いただき、ハーバード大学の学生からも「日本ならではの着眼点がある」といった声が聞かれました。

続いて、大田区産業振興協会のご案内により、HiCity全体を見学。空港や飛行機を一望できる足湯スペースでは、学生たちが記念写真を撮る姿も見られ、和やかなひとときとなりました。

 

東大×ハーバード学生によるディスカッション

ツアーの締めくくりとして、羽田イノベーションシティ内にて学生ディスカッションを実施しました。テーマは「日米におけるオープンイノベーションの実例比較」。それぞれの視点から熱のこもった意見交換が行われ、多様な文化と価値観が交差する有意義な時間となりました。

今後も安久工機は、ものづくりの現場を通じた学びと交流の場を提供し、次世代を担う若者たちの気づきと成長を支援してまいります。

 

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